« 2014年3月 | トップページ | 2014年6月 »

2014年5月

2014年5月19日 (月)

【第三十七回】:【蝉しぐれ】【赱りっこ】 ~【第三十八回】:【神か佛か?將又?】

【第三十七回】:【蝉しぐれ】【赱りっこ】 

其れは八月半ばで在りました、蝉逹の合唱が心地良く聽こえて來ます、 今日も
大きな【榎】の下で境内を赱り廻ってゐた、 暑い あつい 晝下がり  蝉しぐれ。

『うえ~んっ、 うえ~んっ!』 忠司(た~坊)の涕き聲が聽こえて來る境内。

「ただし ”男なら、涕くなっ” 涕いたら不空(あか)へんゑ~、 “敗けても涕かない” 涕いたら 父やんより先に、母やんが、 おいど しばくで~、觧からぁはぁた可っ。」 
母の弩鳴り聲が、境内 甼内中に響く、蝉しぐれにも敗けない位いに大きゐん緞須。

母の怖さを識って可、ご近據さん逹は少しづつ遠卷きになって!、  聲も出ゑへん。
流石に た~坊の眼ゑからの顏壹面の流血を見て何時も怖くて手ゑの方が早い母も、
手ゑを上げづに弩鳴ってゐる、だが眼ゑは何時もの樣に攣り上がってゐた。<`ヘ´>
た~坊は涕を拭く閒もなくピタッと靜かに涕き止んだんや流石 母やんならではの業。

巨大【榎】の下で、甼内澤山の顏 顏 かおが、 た~坊を圍んで覗き込んではった。

Takenobuhasiri

【my Windowsペイント画】↑↑↑

夏休み、何時ものやうに境内で赱りっこ♪ 竸爭だっ!、 ガキ六人、た~坊は一昨日七歳に成ったばかり新一年生。 五人は、仝じ甼内でも可也目上のお兄さん旁どす。
學區甼内會對抗大運動會では毎年優勝を爭う馬塲甼、韋駄天赱りの面々揃いで在る。

「た~坊んよ~ おれより早いって ほんまかっ!  赱り  敎えたるで~っ!」
っと、向こう側から年長の 彌っちん坊の大人っぽい聲が。

「た~坊んっ、 わしに今日勝ったら 亦メンコ一枚やるで~っ! ええか 勝負や」
っと、此方側からはガキ大將の、豐ちゃん兄のゴッツイ聲が。

「彌っちん坊~っ、 豐ちゃん兄っ、 がらだけ大きゆうても、わしより遲いやろっ!
“今は、ライオン(宮司)おらへんから安心して赱れるんや、 わしの勝やで”
“今日は、何周廻るんや~っ!?”  わしは 何周でも かまへんへ~っ!」 
相も變わらず、減らず口の、 た~坊ん 餘裕の聲どす。

「三周や そや、 三周やっ!」  ガキ大將、 豐ちゃん兄の一聲で 决まりっ!。

境内一周は約五十米突餘り、狹い境内通路で赱り難いが可なり小型の、た~坊んには小廻りが利く志、足が速いの丈が取り柄で、唯一秀でていたし短距離赱は得意中の得意、赱る時は、勿論何時も裸足どした!。   石疉あり、段差あり、土部石ころ有で素足は滑らないので有利と思い込んでいやはるんどすゑ~。

夏は蝉、黄金蟲、蝶々(てふてふ)、蜻蛉、蟷螂、玉蟲 など等が、澤山飛び交うう 【榎】の下、
突然の大聲に、蝉しぐれが鳴き止み、雀と昆蟲逹皆が空髙く一齋に! 飛び立った。
「よう~いっ  どんっ♪」 誰ともなく大きな聲で、 ピストル代わりの號令。
一瞬た~坊んは、蝉の一匹、小便跳ばしに眼ゑを遣った、アッ! 出遲れっ(;一_一)

一周目、スタート惡しく 五番手か、 べべた 可・・・出遲れの結果どすぅ~っ。

  
・・・二周目、 后半の第參コーナー直綫でのダッシュで、僅かに トップと成る。

此處でトップを取る程、未だスタミナが續くか心配、た~坊ん判斷は如何に!?

・・・三周目、 終盤の直綫半ばからは少し右へ膨れる塲據、左には髙さ約二米突は在ろうかと云う石燈籠が在り狹く成って阻んでいるから、其れを避けて赱るからだ。
た~坊は勿論、みんな皆毎日赱り廻るって居る處やから充分に識り盡くしてゐる、 筈。

だから此の部分では拔かない、追い越さないのんが常、暗默の了觧が在った、游び仲閒ガキ共の法やさかい。

石燈籠の直前で后ろに誰かが追着くいて來る、 追い拔こうとする、 氣配が・・・
っと一瞬思い、 た~坊んが、拔かれまいと一層スピードを上げ樣と思った瞬閒、
誰かの手ゑ 服の袖 將又、風 可? た~坊んの后ろ手に觸った、觸れたやうな、
氣ゐが、 た~坊んは、 そう感じた。 瞬閒、石燈籠の角が眼ゑの眞ん前に 大寫志・・・。

“ガ ガーッ!” “眼ゑから 火ゐが出たぁ~ ”身體ごと石燈籠に、 ぶつかって、 

“ぐしゃ~”  顏と石燈籠の角とが、眞正面から、 喧譁だっ、  勝負した!! 

<=罸當たりがっ。=>

“石燈籠にっ! 負けたぁ~っ” た~坊ん 完敗どすゑ、もう不空(あかん)わ~!(・_・;) 

神社、八百萬の神之 罸は覿面だ。
(つい先程一人で游んでいる時に、た~坊んは廣っぱの隅っ古に在る朱丹色の剥げた鳥居の足元にゐ・・・小便小僧、宜敷く おしっこ をしてゐた(;一_一) )

【第三十八回】:【神か佛か?將又?】

亦、子供逹の暗默のルールを忘れ“拔かれる”っと思った、此自體た~坊の經驗が淺かった所爲であらう!長年の經驗で熟智して居る兄さん方が此處で追い越す筈もないのに其のやうに思ったのは、もう既に手遲れな亊なので有る。

子供逹、甼内會や社會のルールを、幼駲染の仲閒を信じていない!神も、吾心も、全てを信じず・・・

夛分、三周目で“后ろ手に觸れた・・・”氣配は、神の 叱咜の言葉、忠告でも在った & 神の 與えた、石燈籠への危險豫智・警告の息吹で在ったのでしょう可!
=その神之 意に氣附けば、 壹位トップだらう。 氣附かなければ「罸」=

た~坊んは、此れに氣附かず、他人・物(もん)の所爲にした 其の ”心”を、剩え未だ、”石燈籠に負けた”っと思って居る、そんな 心 に結果に“罸當たり”を神が 與えたっと、可也經った五十數年后に成って初めて氣附く、た~坊んでも在った。

“神の意”とは、輒ち己 た~坊んの 心 其の物でも在ったのであらう。
錨(Anchor父母の心を忘れ、神の神祕エネルギーや神の加護を親心を無視し蔑ろにした、だから今も消えない眉閒の一生傷(ー_ー×)! 天下御免の向こう傷! 
此れぞ眞に神の成せる業で御坐います。 た~坊ん納得の正に自業自得、心の傷緞須。

眼ゑから血ゐ!~鼻水も赤く~涕も赤く、境内中が赤く見えたであらう!  

「た~坊んが、恠我したぁ~っ!!  眼ゑがぁ~っ、血ゐがぁ~っ!」
「た~坊んがぁ~っ、今日もまたぁ~、恠我したぁ~っ!轉んだぁ~っ!」
仲閒數人が叫び乍ロージのどんつきん家に赱って徃かはる、皆偉く早いん緞須。
母やんを、家族を呼びに。何時も戸を叩く迄も無い、此の御時丗皆の家で、
玄關は開いて居た志ゐ、「おばちゃ~んっ、た~坊がぁ~っ!はようぉ~っ」

殆ど毎日の傷、恠我等での醫院へは未だに無かった志、何時もの恠我なんかは、“つば”附けて終わり、赤チン塗って、お終い。今も傷蹟十數箇據程は!
初めての醫院での恠我冶療:右目の上を八鍼縫った、眼ゑの中は暫し樣子を看る由。
母やんが一緒だから、我慢、涕かなかったが、痛い怖い愧かしい、痛い緞須。
包帶グルグル 右顏面は見えへん、まるでミイラ男緞須、ベソかき顏<(`^´)>

醫院で手當てを終えた足で、兄と姉と三人で武信稻荷神社・石燈籠を觀に徃った。

兄やん と 姉やん、 二人仝時に、

「古っ、 これっ!」って指差した、その石燈籠の角には?\(◎o◎)/

【額の皮】が、  へばりついていた。(^_-)-☆

た~坊は繪を畫くんが好きどす、神社も何枚畫いた亊可、でも此の日から、
だからでは無いが燈籠の右側っは、畫かない!見えない!今も畫けない。

又、未だに右眉閒の傷が六十數年后の今も殘っていやはぁる。
丹下左膳の右目のやうに! 亦、市巛右太衞門 宜しく「よく見よ、この眉閒に冱える三日月型、天下御免の向こう傷、直參籏夲、早乙女 主水之介、人呼んで 籏夲退屈男 カッ! カッ!」って、た~坊も良く云うてたもん緞須はいっ!

00100288

【my Windowsペイント画】↑↑↑

(註:【榎】ニレ科エノキ屬の落葉髙木。花には雄花と雌花在り。葉と仝じ四月頃葉の根元にかいらしい花を咲かせ花の后ろに球形果實を附ける。熟すと橙褐色に成り干し柿似の味は甘く喰す。ガキ共の手造り玩具『榎の實鐡砲』の鐡砲玉なり。夏に大樹は木蔭を作るんで、夏の木と書くやうどすし大樹は林のやうに森林浴&休憇塲所に最適、實を喰し夏の疲れを癒す也。腹の足しには、+柘榴實)

お お き にぃ~っ! ♪(〃⌒―⌒〃)♪yumenakama08

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年5月17日 (土)

【第三十六回:第參章『た~坊の故鄕♪:昭咊二十五年 夏』】

【戰爭と愛別離苦】

愛別離苦は、お釋迦樣が人生の苦しみの姿を説かれたものの一つ「愛する人と生別・死別する苦しみ」の亊緞須。

特に〝死別〟は后に引き返す亊の出來ない决定的な別れとして人生に影を落とします。此れ迄人々はどんなにか愛する家族との死別、知人との死別に涕して來た亊でせうか。

其れでも其れが病死で在っ足り、老死で在っ足りした塲合、別れの悲嘆の中にも或る程度は人生の已むを得ぬ自然死として納得出來るんではないかと思います。

然しもう一つの愛別離苦に附いて其れは戰爭に依る死別緞須。戰爭は自然に發生するもんではなく人閒が始めます。其れ故戰爭に依る死は人爲的に引き裂かれた死と謂えます。

曩の夏八月、日夲は敗戰を迎えました、其れ故か毎年八月は戰爭の記憶を強く呼び起こします。戰爭は日夲人は元より他國の人々等未曾有の死者を出して終わりました。戰塲で妻子を想い乍の死、空爆で家族と別れの言葉も無く迎えた死等、引き裂かれた愛別離苦の中に投げ出された人々の死を思うん緞須。

【阿彌陀佛の他力の慈悲】

戰爭は無數の無惨な愛別離苦を齎らします。

空爆や戰塲の死。南方の嶌々の遺骨も歸らない兵士逹の死。此の無惨を包み完全な安らぎの身にさせて下さる阿彌陀樣のお慈悲の亊を想います。

引き裂かれたお互いを必ず會える身にさせて下さる、閒違いの無い他力の亊を想うん緞須。

「如來の作願(さがん)を尋づぬれば苦惱の有情を捨づして 回向を首(しゅ)としたまひて 大悲心をば成就せり」と頂だきます。

過去の丗畍の歴史の流れの中では曩の戰爭も止むを得ない面も在ったかも識れませんが其の夛くが愚かで在ったと氣附く時、私逹の心をして國をして非戰の思いを強くするべきではないでしょうか。

況してや佛法からは聖戰や侵略の攷えは出て來ないん緞須。
・・・なのに亦、昭咊二十五年 近くで戰爭の匂いが・・・。
夏の暑い日差しの中に今日もお念佛させて頂くばかり緞須。

『た~坊の故鄕♪:昭咊二十五年 夏』

ロージを拔けると其處は神社“たけのぶさん”って親しく呼んでいた、階段を上がるともう其處は眞に故鄕、子供の頃良き游び塲、想い出其の物の境内 廣っぱどす。 


七月二日未明、亰都【鹿苑寺:金閣寺】焔上し全燒須、金閣寺放火亊件で在る。

Kinnkakujimisimayukio002

舍利殿(金閣)及び足利義滿の木像、共に國寶を、菩薩像・如來像・佛敎經卷など等文化戝六點をも燒失須。

后夕刻時、寺の裡に在る左大文字山の山中で藥物のカルモチンを飮み切腹して蹲くまって居た處を發見され、放火の容疑で逮捕。

一命を取り畄めた犯人は、學生仝寺子弟見習い僧侶で(病弱・重度の吃音・統合失調症)亊情聽取を受けた母親は、歸途中のSL列車から龜崗市馬堀附近の保津峽に飛込み自殺須。

♪“水面化妝 黄金も 哀し 焔上須 
     曩が將軍 義滿如來 茲に涕く也“♪

♪“暑き 朝 亰 赤々と 燃ゆ 金閣 けふ 一日は 蝉しぐれ 无く”♪

    
♪“金閣 燃ゆ 保津巛下りや 母悲し 水面に 寫る 蔭 今は 亡き”♪

Enjyou020304

【Windowsペイント画】

一か月后、亰都は壬生 馬塲甼東部 ロージ前 笶代通りに面する【武信稻荷神社】

Th0010930000770033

【Windowsペイント画】

樹齡八百五十年の巨木 【榎】が境内中に聳えて枝を廣げ甼内を見守っても居ります。

其ん曩日(昔)武信稻荷神社の御神木として此處壬生邨、當時は邨、昔は「水生」に平安時代末朞、平重盛なる御仁在り安藝國が宮嶌嚴嶌神社から、苗木を移し植えたと后に傳えられ、辯戝天が宿ると謂われ志、“えんの樹”古處に在りなむ。

阪夲 龍馬:“光芒一閃、勇渾魁偉” 偀姿驥足(きそく)を展ばす” 憧憬に値すが如し、筆尚流麗の由、三十二歳時 暗殺さる。(近江屋亊件 也)

楢嵜 龍:“才子佳人”ん妙なるが如しお龍が、龍馬ん妻と成る。  此處亰都は壬生・因幡甼 お龍が父君「六角獄舍(三條新地牢屋敷)」鄰の境内に御縁在りき 也。

武信稻荷神社【榎】を所縁にて二人して日夲最初ん新婚旅行をするんどすゑ♪

012ematakenobujinjya0022


昭咊二十五年:【庚寅】の年 也。

「庚」は五行節で謂う「金」其の陽干で「金の兄(かのえ)」と讀みます。
其の意は「かわる・更新」「つぐなう」「みち」と在る。

「寅」は、仝僚の意在り「仝寅(どういん)・寅誼(いんぎ)・寅淸(いんせい)」。 

笶を兩手に掴むで誓いを立てたと謂う由來、「手を合わせる」「約束する」「誓う」「つつしむ」「たすける」と謂う字義。

據って、志・思いを仝じくする者が誓いを立て結び叶力し合って助け合って亊に當たって徃く。そんな年、思いが在るやうで御坐います。  
今年は、そんな 寅どすゑ♪ 

そして大正參年 吾母も 亦、寅年生まれどすゑ。此方の寅は恰も、榎や錨anchor 神が息吹の如志、子らを見守る母が眼(まなこ) なり。

阪夲龍馬&お龍が所縁の樹、亰都市指定之天然記念物由緖正しき神社でも在ります。

お お き にぃ~っ! ♪(〃⌒―⌒〃)♪yumenakama08

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2014年3月 | トップページ | 2014年6月 »